リシャール ミルについて
1998年創業とまだ歴史は浅く「時計界のF1」というユニークなコンセプトを掲げるリシャール・ミルは、クルマでいえば最先端の技術やハイテク素材を投じたF1のフォーミュラカーにあたる、先鋭な時計づくりを是とするブランドである。
ブランド内におけるリシャール・ミル氏のポジショニングは「コンセプター」。
つまり、自身が時計師として設計やデザインをするのではなく、自由な発想でコンセプトを練り、詳細なデータを指定した上で、それを具現するのに最適な外部サプライヤーを選び出してパーツの製造を依頼する。
自社一貫生産性を敷いてムーブメントやパーツの製造を内製化するメゾンが増える中、こうした独自のマニュファクチュール・デジネーという生産体制をとっているのは、リシャール・ミル氏の構想の非凡さゆえ、その開発・製造には相当な技術力と才能を必要とするからなのである。